ガチャン… キィ… 藤井… グッスリ眠っているな… ドアを閉めて、藤井のそばに座った…… 窓から、こぼれ落ちてくる 柔らかな月明かりが、藤井の顔を優しく照らしている… そっと……オデコに手を当てた…… だいぶ熱が下がり、呼吸も安定している…… 瞼が少し、腫れている…… 頬には、涙の跡が、残っていた… どれだけ1人で泣いたのだろう… 俺は、お前の先生なのに……何も出来なくてごめんな…