「家の鍵…わざわざ届けてくれたんだ。ありがと…」 「……別に。じゃぁな」 店を出て行こうとした俺を正木が呼び止める。 「あ…あのさ…」 「……?」 振り向くと他の店員が正木が何を言い出すのかとニヤけた顔で見ていた。 「今日…一緒にご飯でもどうかな?20時には終わるし…ダメ?」 ―…シェイラと今日は約束してねぇし暇っちゃあ暇。 「いいけど…」 まさか正木に飯を誘われるなんて思いもしなかった。