放課後になって正木と講堂に向かいピアノを弾き始めた。 リクエストするわけじゃなくいつものように目を閉じて俺のピアノを聞いているだけ。 ―…変な女 「ねぇ…悠斗君」 「…あ?」 ふいに声をかけられ指を止めた。 「……学校辞めないよね?」 か細く小さな声… 別に俺が学校を辞めたからって正木が困る事は何もない。 「俺が辞める辞めたいは正木には関係ないんじゃないの?」 ―…コイツがシェイラみたいにノー天気で馬鹿なら良かったのに。 俺の冷たい言葉に傷つく事もないのに…