「悠斗〜♪会いたかった〜♪」
「……はいはい」
「何よぉ〜素っ気ないなぁ…久しぶりの再会だよ♪」
コイツの甘ったれた声に細くしなやかな身体に触れるのは何年ぶりだろう…
「入って♪」
「あ…あぁ…」
周りにいるスタッフの視線が痛い。
部屋に通されると中にいたスタッフの会話が途切れ、俺に小さく会釈した。
「ちょっと悠斗と2人きりにしてくれる?」
シェイラが、そう伝えると困ったような表情を一瞬見せて全員が部屋を後にした。
「平気なのか?」
「平気♪打ち合わせは終わってるから…それより…」
ふいに俺の方に振り向くと足を絡めて来た。

