出した朝飯を黙々としかめっ面で食う。


「あぁ…俺、今日出かけるから」


「…ふぅん」


やっぱり、機嫌が悪ぃ…

思い当たる事があり過ぎて聞けねぇ…


「…どこ行くのか聞かねぇの?」


「どこにでも行けば?」


―…行きますよ。


何だよ!ちょっとぐらい興味持ってもいいんじゃない?

年頃の女は難しいな…


たまにテレビで年頃の娘と会話がないって嘆く親父の気持ちが分かった気がする…

―…お父さんじゃないのに

ガキは飯食い終わるとさっさと部屋に戻って行った。