帰りに見かけた花屋とケーキ屋に寄って買い物を済ませ家に着いた。
「あ…プレゼント…」
一番、肝心な物を忘れたけれどアイツなら友達に何かプレゼントもらうだろと勝手に決めつけて買いに戻るのはやめた。
今から下準備だけしとけば間に合うだろ。
―…というか今さらながら、アイツは真っ直ぐ家に帰るのか?
彼氏がいるかなんて興味はない。
…ていうかいるはずがない。
…いたらおかしい。
…それ何かが間違ってる。
「ハッ…クシュン!」
まだまだ、半袖では寒かったのかくしゃみが出た。
まさか…あのガキの呪いだったりして…

