「今日は、あの子の誕生日なのよ♪」 「…え?」 …―だからアイツそわそわしてたんだな。 「小さい頃から私達は家を空けてたでしょう?…あんまり誕生日を祝ってあげられてないのよ…」 ―…つまり、俺にアイツの誕生日を祝ってやって欲しいって言う親心だな。 「…分かりました。ちゃんとアイツの誕生日を祝ってやりますから…心配しないで下さい」 その言葉に嬉しそうな声でお礼を言われた。 ―…大事だよな、誕生日はやっぱり。 俺は、あんまりいい思い出はねぇけど…