薄く目を開けてバレないようにガキを見ると下を向いて何かを考えていた。 「……」 寝たふりって案外、疲れるモンでガキが何をしようとしているのか分からず身動きが取れない。 …―ちょ…っと待て 涙を拭うとゆっくり顔を近付けて来たガキに戸惑う。 …―― 酒のせいじゃなく心拍数が上がっていくのが分かる。 「……何しようとしてんのよ?」 ポツリ呟くと俺にブランケットを掛けて部屋から出て行った。 「…焦った」 ガキがシェイラの話をして怒る理由や俺を探しに出た理由が分かったような気がした。