俺達は目的地までに小さな花束を買った。
ちはるが好きだった淡い紫の花…―
「何年ぶり?正木さんに会いに行くの…」
どこまでも続く海岸線を見つめながらシェイラが聞いた。
「あー…かなり久しぶりだな…」
会いに行ってやらなきゃとずっと考えては、いた。
ちはるは、小高い丘の見晴らしのいい場所で眠ってる。
海が見渡せるキレイ景色をいつでも見られるようにとこの場所を選んだ。
「見えて来たな…」
久しぶりのちはるとの再会に胸が痛んだ。
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