―…じゃあ、何であんなに機嫌が悪くなるんだよ? 「意味分かんねぇ…」 遅くなるって言って早めに帰って来たし? 飯だって用意したし? アノ日じゃないって言うし? 「シェイラにヤキモチ…なんか焼くワケねぇもんなあ…」 ―…つか俺の事、馬鹿って言わなかった?? 馬鹿って… 大バカに馬鹿って言われるとは思わなかった。 その日からガキは一切、口をきいてくれなくなってしまった。