なんで?いつも、そう言うの?嫌いなの?俺のこと・・・。 そう呟かれた言葉に、驚いて、返事なんかできなくて。 だって、私以外にも、いるんでしょ? 体を重ねることで、欲求不満を解消しているんでしょ? なんて、言いたいことがぐるぐる頭を回るけど、やっぱり言葉にはできなくて。 抱きついていたあなたが離れて、部屋から出る音を聞いて、涙を流した。 今さら、そんなこと言うなんて、ずるい。 期待しちゃうじゃん。 だって、違うのに。 私じゃきっと、ダメなのに・・・。