「おはよー。」 クラスに入ると見知った顔がすぐそこにあった。 そう言えば名前書いてあったなぁ… なんて思いながら私もあいさつを返す。 「高野クン、おはよ。なんか、また一緒だね。」 「何、その言い方。もうちょっと嬉しそうに言ってよ。」 「ははっ。嘘だよ。知ってる人がいてちょっとホッとしてる。」 今井クンとは離れてしまったけど、高野クンと塚田クンとは今年も同じクラス。 あたしの名前のすぐ下に、2人の名前は書いてあった。