すれ違い*Pure Love《2》

余裕顔をしてみせた俺は、彼女に話し掛けることもなく女子に引っ張られながら教室へ向かった。


近くにいるこいつらには、完璧にばれているだろう俺の真っ赤な顔は、遠くにいた彼女には見えてはいないだろう。


てか、こんな姿見せられねぇ…


こいつらにはバレただろうけど、まぁどうでもいい。


瀬川にさえ見られなければ…




「ねぇ、早飛。彼女できたって本当?」


「…は?何、突然。……てか何で知ってんの?」


ぼーっと考え事をしていた俺は突然の言葉に驚きながらも、またも顔が熱くなっていくのを感じていた。


“彼女”


ガラにもなくそんな言葉に照れてしまって…


ホント、こんな姿、瀬川にだけは見せられねぇ…