恋文〜先生へ綴る想い


しゅーた先生は授業のとき、基本的に英語でしゃべっていたので、


英語ベタな私にとって、彼の話は時々意味不明だった。



最初の自己紹介から得た先生情報は、年齢と出身地くらい。



まず、年が24とか言われたのには驚いた。


絶対サバをよんでると思った。



だって、普通20代前半って、髪の毛も服装ももっとお洒落してるイメージがあるのに、


先生は中年・壮年先生達と同じような格好をしていたから、どう譲ったって30くらいにしか見えなかった。




出身は聞いたこともない町の名前だったけど、どうやら県内の人らしかった。



しゅーた先生は他にもいろんなことを話していたけど、


残念ながら私の英語力で聴き取れたのはそのふたつだけ。



…まあ、


当時の私は英語にも先生にも興味がなかったから、別にしゅーた先生のことなんて知りたくもなかったけどね。