恋文〜先生へ綴る想い


「うそー、じゃあ私ラズのCD全部持ってるから貸してあげるよ…!」



もしかするとこれは先生に近づけるチャンスかも…!


そう思って興奮し出した私に、先生はハンドルを握ったまま「別にいいよ」と苦笑いした。



「そんなぁ…。遠慮しなくていいよ。先生もいっぱいCD聴いて、一緒にラズのファンやろーよ…!ね…?!」



私が懸命に訴えると、



「そっか…?じゃあ、少し貸してもらうか…」



先生は観念したように言った。



「オッケー。早速明日CD持ってくるから…!」



先生は「急がなくていいよ」と言ったけど、私は「絶対明日持ってくるから楽しみにしてて」と返した。




すごい。


先生と共通の話題ができた…!



そう思うと嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。




こんなふうに趣味が合うなんて、もしかして私達、相性が合ったりするのかな?