恋文〜先生へ綴る想い


部室に戻ると、今日の活動はこれで終わりとのことだったので、


私はあそーちゃんに頼んで、教室で少しだけ自分のセリフとソロパートの発音について指導してもらった。



友達だというのに、あそーちゃんの指導はなかなか厳しく、帰り際には


「カスも毎日NHKのラジオ英会話とか聞いたら?英語を話すにはまずは耳から慣れた方がいいよ」


なんて言われる始末。



彼女は親切心からそう言ってくれたのだろうけど、私にはこの上ない嫌味に聞こえた。



「わかった…。いろいろありがとね」



とりあえずそう返して、私は自販機であそーちゃんにポカリを1本おごってやった。




その晩。


家に帰ってから、私はこれでもかというくらい、寝るまで必死でセリフを暗記したんだけど、


その努力もむなしく、


私は翌日の練習で、しおり先輩の怒りを買ってしまうのだった…。