ESSでは文化祭で英語劇をやるのが恒例になってるようだけど、


しおり先輩は今年の上演作品の脚本家兼演出をしていた。



今年の演目は、映画でも有名な『サウンド・オブ・ミュージック』という作品。


ひとことで言えば、修道女・マリアと彼女の嫁ぎ先・トラップ家の家族が織り成す実話に基づいたお話だ。



あそーちゃんいわく、


この作品は英語の教科書にも載っていて親しみやすいし、一部世界史の勉強にもなるし、途中歌を入れればミュージカルみたいでおもしろそうだからと、


しおり先輩自ら台本の執筆と演出を名乗り出たのだそう。



他の部員は1学期からこの劇の練習をしていただけあって、私が入部した時点で、既にある程度の形ができ上がっていた。