遠目ながらに、その姿になぜかなつかしさを覚えた。 その口がふっと開いた瞬間、聞き覚えのある声に、心臓がドキドキ音を立てるのがわかった。 「カス…?」 「え…?」 「カスだろ…?春日実結」 「えっ…」 「久しぶりだな」 「…もしかして」 男性が足を止めたとき、私は夢を見てるんじゃないかと思った。 「しゅーた先生…?」