――――ガラガラッ…


相変わらず建て付け悪いな、この引き戸。



「みーちゃぁーん。。」



次の日俺は、朝早くから保健室に顔をだした。



「あら、角クンおはよう。どうしたの?こんな朝早くから。授業始まるわよ?」



窓を開けながら、みーちゃんが俺をみた。

やっぱ、保健室きてよかった。



「授業受けるような状態じゃないよ、今の俺は…。」



俺はそう言いながら、ソファーにボスッと座った。


すると、みーちゃんは自分の所定のイスに座って呆れた顔をした。


眉が下がって、可愛い…。。



「なぁに?女の子にでも振られたの?」



俺ってそんなにわかりやすいんだろうか?



「…うん。。」


「え!本当なの?冗談でいったのに…。ごめんなさい…。。」


「いいよ。別に。大丈夫だし。」


「そう…。」



みーちゃんは笑っていう俺を、優しい表情で見つめていた。


傷ついた心も、癒されるように優しくて柔らかい表情。。


俺の心は少しスッキリした…。。