ため息がもれる。


ハァ…けじめつけなきゃなぁ…。。


俺はGパンのポケットから、携帯を引っ張り出す。


くそー、こうなったらやけくそだ!


俺はものすごい勢いで、メールを打ち出した。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

マキさん、今まで楽しかったよ。
もう終わりにするわ、マキさんの性欲に勝てねーよ。じゃっ!

           大輝。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



「グッバイ!俺のマドンナ!送信!」



夜空に向かって、このメールに今までの思い出も託し…送信ボタンを連打。。


その勢いで、マキさんの番号とアドレスをデータから削除した。


終わった…。。


これでいいんだよな!


何故か清々しい気分になった。



「おし。かっけぇよ俺!な、瞳!」



俺の腰掛けたベットの上の瞳をみた。



「な…!!寝てるっ!!」



いつの間にか、スヤスヤと夢の中の瞳。

ったく、幸せそうな顔して寝やがって。

孝幸の夢でも…見てんのかぁ~?



「~…いち…ご大福ぅ~…ムニャムニャ…~」



そっちかい!食いしん坊万歳か!


俺は可愛い顔して寝てる幼なじみに、布団をかけると、そのベットの下で俺はごろ寝した。



思ったけど…よくよく考えると、男女が同じ部屋で、こんな至近距離で寝てんだぞ?


ある意味、あぶねーよな。


ま、何でか知んねーけどコイツにはムラムラとかしねーんだよな…。


俺と瞳って、本当に不思議な関係だぜ。