翌朝、いつも通り早めに学校に登校して、保健室へ向かった俺。



でも、



「あれ?開いてねぇ。」



いつもなら開いてるはずの保健室のドアは鍵がかかったままだった。



みーちゃんまだ来てないんかなぁ…?


珍しい…。



俺はそれくらいに思い、教室へとあがった。



――――――――・・・



「中川先生は今日お休みなのよ、ん~暫くは休まれるかもしれないわね。」



昼休み、保健室へ行くといつもみーちゃんが座ってるはずの席には、数学担当の女の先生がいた。



みーちゃんが休み?


それも、暫くって…。


なんで?



「何かあったんですか?中川先生。」



数学の小テストの採点をする先生に、ごく自然な感じで聞いてみた。



そして、俺は返ってきた答えに一瞬頭がまっ白になった。










「入院されてた中川先生のお母さんが、
今朝病院で亡くなられたらしいわ。」











え…



聞き間違いじゃ…ないよな。



みーちゃんのお母さんが…



亡くなっ…た?