「大輝、お前ちょっとは休んでこい。飯も食ってないだろ、瞳は俺が見てるから。」



個室のソファーで俯いたままの俺に、孝兄はベット横のイスに座ったまま、そう言った。




孝兄だって、病院来てから何も食べてないくせに…仕事から直接きて、休まず瞳の横にいる。




そう思いながらも、孝兄と瞳を2人にしてやりたくて…素直に頷いて、病室を出た。