「ねぇ、君。」



ちょうど、コーヒーの入った熱い紙コップに口を付けようとした時だった。



突然声をかけられ顔を上げると、そこにはショートヘアのいかにもキャリアウーマンって感じの美人のお姉さん。



「隣り、いい?」


「え、あ、はい。」


「ふふ、お邪魔します。」



その美人のお姉さんは、ニコッと笑うと俺の隣りの空いたイスに座る。



大人の女の香水がふわっと香る。



「君、学生?」


「あ、はい。高3です。」


「高校生っ?」



その人は少し驚いたと思うと、今度はちょっといじわるな笑みを浮かべた。



「学生さんが何しにここに?」



う…


何だよもう…



「いや…ちょっと…」


「彼女がいるとか?」


「いや、そうじゃないすけど…」


「君、彼女とかいる?」



はぁ…結局、それが聞きたいんかな…



俺はその後何分か、そのお姉さんに捕まっていた。



気づけば、俺…そのお姉さん以外にもOLさん達に囲まれていた。



嬉しいような、なんつーか!



てか、誰か俺のケツ触ってるッ!!!