ちょっとの間、俺の顔をじっと見つめたあと、少し恥ずかしそうに俯くと、足ををブラブラとさせながら、みーちゃんはこう言った。
「これでも私先生よ?それに…」
「それに?」
「どれほど…あなたを見てると思ってるの…。」
「みーちゃん」
やべぇ…ハンパねぇ。
俺いま…すげぇ嬉しい。
そんでもって、今すぐにでもみーちゃん抱きしめたいんだけど。
「私に話しにくいような…こと?」
みーちゃんは不安げな表情で俺を見つめる。
今言うのもあれだけど、今のみーちゃんの顔は完全に教師のでもなければ、保健の先生の顔でもない。
多分、ふつうに“女”の顔。
それがちょっと嬉しく感じる俺がいる。
「隠すつもりはないけど…みーちゃん、嫌な思いするかも。」
俺はポリポリと頭をかきながら、反応を伺うようにみーちゃんの顔を見る。
すると、みーちゃんは立ち上がった。
何をするかと思ったら、俺の隣りにちょこんと座ると…
俺の顔を見て微笑み、優しい撫でるような声で、
「…話して?」
俺は決心して、静かにさっきまでの坂木さんとの事を話した。
途中、みーちゃんの様子が気になって話が止まると…
『うん…それで?』
そう言って優しく話の先を促してくれた。
俺は包み隠さず、みーちゃんに全てを話した。



