しばらくして、泣きはらした顔のみーちゃんが顔をあげ、恥ずかしそうに俺を見つめた。
鼻の先が赤くなったみーちゃんが可愛くて思わず、その鼻をツンってした。
「これから、ゆっくり話し合お。俺がみーちゃんの隣にいるからさ。」
「…うん。」
ぎこちなく笑って頷いたみーちゃんを、
保健室で2人っきりというのをいいことにまたみーちゃんを抱きしめた。
落ち着く…みーちゃんの香り。
「みーちゃん、好きだよ。」
「…私も。」
「ちゃんとゆってよ、みーちゃん。」
「ん~…好きよ。」
「あーも、可愛すぎだ!」
好きな人の“好き”って言葉は、こんなに胸があったかくなるんだな。
「角クン…」
「ん~?」
「その…」
「なんだよぉ。」
何か言いたそうでなかなか言わないみーちゃんの顔を覗き込む。
俺が優しく聞くと、みーちゃんは上目遣いという兵器を引っさげてこう言った。
「卒業まで…
私のこと、好きでいてくれるの?」
なんだよ、バカだなぁみーちゃん。
「嫌いになれっての方がムズい。」
鼻をみーちゃんの鼻にくっつけてやった。



