――――――――――ガラッ
建て付けの悪い引き戸が、大きな音を立てる。
「おかえり。」
そう言って俺を保健室へと仰ぎ入れたみーちゃん。
思わず、ホッとする。
これがみーちゃんの良いところの1つ。
保健室を簡単に、自分の部屋みたいにホッと安心する居心地のいい場所にしてしまうとこ。
そんな保健室にふっと溶け込んでるみーちゃんは、ある意味…子を見守る母のような存在。
そんなみーちゃんが、…俺はすげぇ好き。
「ちゃんと話せた?」
「うん、まぁ。」
「そう…良かった。」
窓際のいつもの席に座って仕事をしてるみーちゃんの隣にイスを置いて座る。
みーちゃんのより低いイスに座ってんのに、目線が同じ。
相変わらず、ちっこいな…みーちゃん。
ま、同じ目線のほうが今から話すのにちょうどいいし。
俺は、手元の書類に目を落とすみーちゃんに声をかける。
「ねぇ、みーちゃん。」
「ん?どうしたの、角クン。」
髪を耳にかけながら、俺の方に向き直ったみーちゃん。



