―――――くしゅん。。



静かな俺の部屋に、こんな可愛いくしゃみが響いた。



「可愛いくしゃみ。寒い?」


「ううん、ちょっと鼻がムズムズしただけよ。」


「そっか。」



着物って暖かいのかな、寒いのかな?


よくわかんねーけど、みーちゃんが寒いって言わなかったからちょっと残念だった。

だって、寒いって言ってくれたら、俺があっためてあげたのに…。



俺はちょっとみーちゃんにいぢわるしたくなった。



「みーちゃん、寒いってゆってみ?」


「え?」



そう言ってみーちゃんの隣に来た。


もちろん、何のこと?みたいな様子の可愛いみーちゃん。



「いいから、寒いって言って。」


「ぇ…さ、寒い…?」



語尾にハテナが付きながらも、寒いって言ったみーちゃん。


俺はその言葉を待っていたかのように、ズィッとみーちゃんに顔を近づけた。


その距離、約10㎝。。


もちろん、赤くなるシャイなみーちゃん。

そんなみーちゃんが可愛すぎて、調子に乗った俺はそのまま、着物のみーちゃんを後ろへ押し倒す。