その後、孝幸と一緒にいた瞳と合流した。


孝幸が来てか、何でか知らないけど上機嫌の瞳。



でも、いつもと違う俺の様子に気がついてか…帰りの孝幸の車の中で、心配してきた。



「大チャン?」


「何も聞くな。」


「ぅ…うん。。」



今は触れられたくない。


・・・誰にも。



そんな俺を、何故かいつも理解してくれるのはこの男。



「お前の恋愛だ、お前が決めればいい。
・・・だけど、後悔はするな。」



どんな台詞も、さらっとカッコ良くきめてしまうのが、俺の頼れる兄貴分、孝幸だ。



「…おぅ。。」



俺の恋愛、



俺の出した答え・・・・



「・・・・」



俺にとっても、みーちゃんにとっても、



これがいいんだよ。



みーちゃん、



みーちゃんには、俺じゃ…役不足だよ。



俺じゃ…みーちゃんを笑顔にできないかもしれない。



だって、俺…何もないもん。



勉強もできる方じゃないし、


バカだし、


単純だし、


ガキだし、


すぐエッチなこと考えるし、


それに、


みーちゃん先生で、俺…生徒だし。



みーちゃん、好きだった。



大好きだった。



・・・ばいばい、俺の好きな人。