「文ちゃん、先に袋を
しまってからにしないから、
ごちゃごちゃになんの」

和子伯母さんは、
年のあまり違わない姪っ子のことを、
お母さんみたいに叱った。

文ちゃんは、
肩をすくめて、
紙袋をしまって。

そして、
何かキラキラした小箱を、
取り出した。