あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

「おい!!」


「えっ!?」


振り返れば、
さっきの男たちがいた。


「何逃げとんじゃ!!」


啓が私の前に立った。


「何か用か?」


「用かちゃうわ!!
その女渡せ!!」


「はっ!? なんでや?」


「俺が捕まえたんや。」


木戸が怒鳴った。