あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

「佳奈ちゃんて、
やさしいね。」


「えっ!?」


木戸さんはニッコリと笑った。


「そんなことないです・・・」


「俺、今日車なんだ。
酔いが醒めるまで車で寝るから
車まで付き合ってもらっていい?」


「えっ、はい!!」


落ち着いても足元はふらふら。


私は木戸さんを支えながら
車まで送ることにした。