あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

「すいません。
私はちょっと用があるので、
お先に失礼します。」


「ええっー、そうなのぉ?」


「すいません。」


「ううん、いいよ。
今日はありがとうね。」


恭子がそう切り出して
くれたおかげで、
その場をすっと抜けれた。


「啓、もう来てるかなぁ~」


居酒屋はここから15分ぐらい
歩いて行ける。


私はとりあえず啓に
電話をかけた。