「絢香・・・ あなたの亡くなった
彼って・・・ 直哉さんのことだったの?」


「うん、そうだよ。」


私は小さく微笑んだ。



「絢さんが俺に直哉兄の歌詞を
送ってくれたんだ。」


「直哉兄・・・」


「直哉兄・・・」


みんなが次々とそうつぶやき、
目に涙を溜めていた。