「えっ!? 啓知ってるのか?」


「うん。」


不思議そうに啓を見るみんな。


「絢香、知り合いだったの?」


「うん、ちょっとね。」


真希がびっくりしたように私を見た。




「みんな、この人が直哉兄の婚約者だ。」


「えっ・・・!? 絢さんが、
直哉兄の・・・」


啓のこの一言で視線が私に集まる。


みんな言葉を無くしてた・・・