あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

「大丈夫ですか?」


「は、はい・・・」


「よかった。」


その男性はニコッと笑った。




「絢香ぁー!!」


「ん!? 真希!!」


向こうから真希と前田くんが
走ってきた。


「絢香、大丈夫?」


真希はそう言って抱きしめてくれた。


「う、うん」


震えがおさまらない強張った顔で
無理やり笑顔を作った。