「絢さん!!」


「ん!?」


振り返ると比嘉くんが走ってきた。


「送るよ!!」


「いいのに・・・
みんな大丈夫なの!?」


「うん。それにレディが夜道を一人で
歩くのは危険でしょ!!」


「おお!! まだレディーなんだ?」


「一応ね!!」


「一応かい!!」


「はははっ!!」


「じゃあ、お言葉に甘えて。」


私は比嘉くんに送ってもらうことにした。