あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

「絢さん・・・」


「比嘉くん!!」


私は比嘉くんの元へ駆け寄り
手を握った。


「私はここだよ!!
わかる?」


比嘉くんは頷く代わりに
瞼をゆっくりと閉じてから、
私を見た。


握った手に少し力が入る。
比嘉くんが握り返してる。


「比嘉くん・・・」


私も少し強めに握り返した。