あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

それからどれくらい経っただろう。


みんなぐったりと肩を落としていた。


「絢さん!! 義隆の意識が・・・」


「えっ!?」


前田くんが私の元へ走ってきた。



私と真希は顔を上げ、
急いで比嘉くんの元へと走った。


ガラッ!!


「比嘉くん!!」


比嘉くんは動けない体で
私に視線を向けた。