あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

「うん。 仕事帰り電話があって
私が病院に着いた頃には・・・
ううっ・・・」


私はどっと涙が溢れてきた。


「そうだったの・・・」


「もう嫌・・・、
あんな思いをするのは
もう嫌なの・・・」


「絢香・・・」


真希は私を抱きしめてくれた。


「真希・・・
嫌だよぉー・・・」


「うん・・・」


私は真希にしがみつき泣いた。