あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

「俺たちだけちゃうぞ、
佳奈のじいちゃん、ばあちゃんも
そやねんぞ!!」


「啓・・・」


「おまえの笑顔はみんなに
元気をくれる。
だから、ずっとそのままで、
いつものおまえで笑っててくれ。

なっ?」


「啓・・・」


「おまえが辛いときは、
俺がいつでも歌ったるから!!」


啓はそう言って笑った。


「うん・・・うん・・・」


佳奈は泣きながら小さく頷き微笑んだ。