あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

啓は佳奈の頭に手をのせ、
やさしく撫でた。


「なぁ、佳奈。」


「ん!?」


「佳奈は今までどうり、
その笑顔でいてくれな。」


「えっ!?」


佳奈は顔を上げて啓の顔を見た。


「俺たちは、佳奈のその笑顔に
いつも助けられてきた。
辛いときも、苦しいときも、
佳奈の笑顔に癒されて、
元気をもらってきたんだ。

なぁ、そうだろ?
義隆、和馬。」


「「ああ・・・」」


比嘉と前田は頷いた。