あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~

啓は私の肩をギュッと抱きしめた。


「ああ・・・」


「なんだ?泣いてるんか?
はははっ!!」


男たちが私を見て笑ってる。


「おまえらぁ!!」


啓が男たちに向かって行こうとした。


私はギュッと腕を掴んだ。


「啓、ダメ!!
あなたは有名人なんだよ!!」


「なんだやるのかぁ!?」


一人の男が啓を睨みつけた。