追いかけたかった

貴方の背中にしがみつきたかった


でも 出来なかった

貴方の笑顔は寂しかった

好きだから

愛してたから

貴方を追いかけなかった


また 会いたいと

また 見たいと

思った貴方の最後の笑顔は涙で濡れていた



貴方の笑顔は寂しかった

好きだから

愛してたから

貴方を追いかけなかった


君の笑顔は綺麗な雫で溢れてた


もう 会うことはないだろう

もう 貴方の笑顔を見ることはないだろう


もう貴方と繋がってはいない空を見上げ


わたしのほおに一粒の涙が伝った……――