「てか、なんか食お!」

そう言い春せんぱいは何故かメニューにあったラーメンを頼んだ。

しばらくして、やってきたラーメンは味噌ラーメンで、春せんぱいはコショウを何回か降る。

「あ!間違えた!」

出てきたのはつまようじであたしは思わず笑ってしまった。


食べ終わったあたし達はカフェを出た。

「さ、家まで送る」

そう言って差し出された手に

何故かやっぱりこの手を離さなくて良かった…と素直に感じた。


男の子と初めて繋いだ手はゴツゴツしていて、大きくて…
胸がドキドキした。