『こんにちは。』

えっ、

あ、挨拶ね、挨拶…

『こんにちは^^』

んん?


帰ってきたあたしの目の前にいたのは、

茶髪で整った顔の男の人。見た目からして、だいたい20歳くらい?



あたしの兄は…確か、こんなじゃなかった気がするのですが…



『あ~柚葉!おかえりーーー☆☆』

弾んだ声とともにリビングから飛び出してきたのは

『に、、、に~ちゃん!!!』

数ヶ月ぶりに見る兄の姿。

嬉しいよ、うれしいよ!兄ちゃん!!

あたしは自分より頭ひとつ分も背の高い兄に思い切り飛びついた。