先生の彼女さま


触れてはいけないものを

大事に扱うに触れられるあたし


 「…寝られなくて…」
 「そんなに仁が心配か?」
 「……」

そうあたしの頭の中は彼のことばかり

あたしにはそんな権利ないとわかっているのに

頭が納得してくれない