キーンコーンカーンコーン



二時間目終了のチャイムが鳴った。




誰もいない秋と菜々の席が、


やけにういていた。




「功也!功也ってば!!」


振り返った先には、

三村がいた。


セミロングの高い位置でのポニーテールが、

いかにも運動部という印象を与える。