思い切り部屋のドアが開いた。

廊下から入ってくる太陽の光が、

やけにまぶしく感じられた。

そっと顔を上げて、

ゆっくりとドアの方へ視線をやる。



あそこに立っているのは・・・誰?


明るさで、その人の顔が見えない。





その人は急いで来てくれたんだろうか、

激しく息を切らしていた。






「菜々!!」





私は、その声を聞いてとても安心した。

再び涙があふれた。




「しゅう・・・っ!!」




秋!!