「・・・っく

・・・ふぇ~ん・・・」



声がかれていくのがわかった。



それでも涙はとまらない。






真っ暗な部屋の中、


隅っこにうずくまって

泣くことしかできなかった。





電気をつける気もしない。






私は、もう一人ぼっちだ。





冷たい現実が、

目を向けてくるような気がした。




どうして二人は逝っちゃったの?



なんで私をおいていったの?





それしか考えられなかった。


時の流れさえも感じられなかった。