その日、僕は神になった

そしてこれは勘でしかないが、この世界の人々と、僕とでは基本的な何か、生物としての概念とでもいうべきものが、微妙にずれているような気がする。それは過去を持つ者と、それを失った者の差なのかもしれないが、真偽は定かではない。記憶を無くした経験などないのだから。いや、あったとしても、それすらも覚えていないのだから。